星読みブログ

天王星が順行へ

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天王星のこれまでの動きを見ていくと、各星座滞在中にこれまでに考えられなかった変革を起こしている。空の旅が増加する事による世界移動は射手座に、ベルリンの壁崩壊時は山羊座に、パソコン時代、携帯電話時代は水瓶座、アートのデジタル化は魚座など。

「特定の場所でしか通用しにない価値観から逃れて、どの地域であれ、どの立場であれ、共有されるような普遍的なものを目指します。」「天王星の公転周期は八十四年で、冥王星や海王星に比較すると手ごろですが、それでも特定の天体に対する同じ配置は一生に一度しかありません。冥王星、海王星、天王星は、一生に一度しか訪れない影響なので、その作用は貴重です。このチャンスを生かさない手はありません。」〜西洋占星術 松村 潔 著〜

さて2024年9月2日から逆行していた天王星がついに2025年1月31日に順行へ戻る。変化、型破り、イノベーションというワードを羅列させる天王星が、順行に戻る時私たちにどんな影響があるのか?

逆行が終了することは占星学的には、変革や革新のエネルギーが前向きに働きだすタイミングとも言える。逆行期間中は天王星を象徴するテーマに関して見直しや準備期間だったとして、これから現実の行動へ移されやすくなっていく。

天王星は突然の変化や予期せぬ出来事をもたらす性質もあるため、どのサイン、ハウスに注目することで、どの分野でその変化が起こりそうなのか予測ができる。順行に戻ることで、新しい価値観や生き方を試すチャンス期間であると同時に、そんな動きをしたくなるような促しも感じやすくなるのでは。

今日本でも象徴的な存在が大きな変化を経験していますよね。天王星が滞在する牡牛座は「経済」「所有」「安定」などの価値をテーマにしています。古い構造や価値観の再構築はまさに天王星の影響ではないのかな。と星読み一年半の私でも感じる強烈な力が働いているとしか思えないこの出来事。

変化することを拒んだものは廃れる。(これは占星学で習ったことではないけれど、)人間の進化の話として変化できなかったものは今いない。変化するって簡単なようで今までの価値観を変えていく時にはかなり痛みが伴う。信じていた、現在進行形で当然だと思っていたことを変えていくには相当なパワーがいる。もしかしたら、そのショックはどん底へ落とすかも知れない。だから忘れないようにしたいのが、変化することは生き残る道だということ。安定していられるのは変化することで得られる。全く今までの概念を取っ払う必要がある。

あぁ、怖い。私のネイタルの月や太陽に天王星が乗っかってくる日もそう遠くはない。双子座の方、変化が得意なはずだからこの変化を好転の方へ導けるよう、とにかく今から準備しておきましょう。

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