月が射手座に滞在中。
手元のいろんな星読みの本の射手座の考察を読むと壮大で広範囲だ。
学問、言語、宗教に留まらず、賢者であり、そして冒険家。頭の回転が速く、運動神経も抜群だという。移動の星座でもあり、モチーフのケンタウルスのように移動手段さえも射手座の管轄で、それは飛行機のみならず軍用馬、戦車、戦いに駆り出された大型の動物もそうだという。
向かう先に火を灯すような役割を持つ射手座は、こうと決めたら一直線へターゲットへ向かって飛んでいく、自分の好奇心と探究心、開拓精神で突き進むまるで子どものよう。
さて、星読み1年半目の私にとって月のサイクルで読み解くにはあまりにも難解で、先生方の本の力を借りなければならない。
石井ゆかり先生の「月で読むあしたの星占い」を参考にして射手座を見てみる。ナチュラルハウスは9ハウスなので「旅の日」と称されている。遠い場所とのあいだに橋が架かる日(遠い場所ー 自分自身の生きている世界から見た「遠さ」)。
月が射手座にいる間、私たちにはどんなエネルギーが注ぐのだろうか。ふつふつと自分の中の好奇心がうずいて、いつもより遠出をしているかもしれない。射手座のエネルギーに乗って記事を書くのならテーマは自由だ。
「好奇心の意のままに自由に飛び回っている」人になりたいと仮定してみよう。今日から直感の赴くままにどんどん動いて行くその先には自由というものを肌で感じることはできるのだろうか。私も何度もその自由さを手に入れたくて直感に従って飛び回ってみたことがあった。周りにもそういう人がいた。でも皆一様に息切れして自由を見つけるどころか、逆に不自由になって続けることができず足を止めてしまった。一方で何年も自由に飛び回っている人がいる。なぜあの人は息切れせず続くのだろうか?
「一度行った場所には、あまり興味を持たない。なぜならそれは、もう「遠く」はないからだ。大事なのは物理的な頭離ではない。知っているかどうか、ちかしいかどうか、という心の距離なのである。遠かったものをちかしいものに変えるのが、射手座の旅である。」石井ゆかり先生の星占い的時間より
この石井ゆかり先生の著書の射手座のページはまさに、私が最近学んでいる分野の代弁をしているかのように感じた。実は単に飛び回っているのではなく、初めてのこと、やったことがないことということが大切になってくる。「好奇心の意のままに自由に飛び回っている」状態が続いている人の共通点は、射手座のようにまさに心の距離が遠いものを目掛けて行ってる人たちなんじゃないか?物理的に移動するだけでなく日々の暮らしの中でも常に心の距離が遠いものを見つけては知りに行く。この行動こそが自由に飛び回り続けるコツなんだと。
自由という定義は人それぞれ違うので、ここでは自分の人生をより豊かに、選択肢の多いことを自由ということを定義してみた。射手座を深掘りすると、いつの間にか感化されてしまう。世界はとても広大で同じ場所でじっとしているなんて、もったいないと感じる。
あなたのネイタルの射手座には何の惑星が入っているだろう?私は海王星。無限に広がる見えない世界への哲学的な話に魅了されるのもこのせいだと思いつつ、いろんな意味でパワフルな射手座海王星の攻略方法をトライアンドエラーしている所。